1.設立趣旨
近年、地球温暖化/気候変動の深刻化やエネルギー価格の高騰により、持続可能な地域エネルギー利用システムの構築が求められている。日本国内においても、給湯、農業施設、暖房等の用途に加え、他の再生可能エネルギー熱では供給が難しい中高温の工場での産業用熱のためのバイオマス熱利用事業に注目が集まっている。

しかしながら、日本国内でのバイオマスによる熱利用は、欧州諸国と比較すると導入が遅れており、その背景には 1高い初期投資コスト、2燃料供給の不安定さ、3技術者不足、4ユーザーの理解不足 などの課題が存在している。
これらの課題に対処するため、私たちは地域の特性を生かした熱利用事業の普及・拡大を図ることを目的として、「バイオマス熱利用ユーザー協会」を設立する。本協会により、地域の未利用バイオマス資源を活用し、低炭素で持続可能なエネルギー利用を推進する。
2.協会目的
本協会は、バイオマス熱利用を中心とした再生可能エネルギーの健全な普及および発展を図り、会員相互の情報共有、技術向上、制度整備への提言等を通じて、我が国の脱炭素社会の実現および地域循環共生圏の形成に寄与することを目的とする。
ユーザーの視点に立ってバイオマス熱利用導入に関わる課題解決に取り組み、コストパフォーマンスに優れたバイオマス熱利用システムの改善・導入支援および運用ノウハウの提供によって熱利用を推進し、地域経済の活性化と脱炭素社会の実現に寄与する。バイオマス熱利用ユーザーの視点に立った協会は、日本では初めてである。
3.ユーザーとは
バイオマス熱を使う産業界(食品加工業者、設備メーカー、設計施工会社等)、公共団体、地方自治体、農林漁業者及び関連施設、地域熱供給会社、各種事業所(病院、介護施設、学校、スポーツ施設等)住宅(集合住宅、個人住宅等)である。具体的には;代表例を下記に示すが、これに限定されるものではない。
・食品加工会社
・農業ハウス
・温浴施設
4.協会の活動内容 定款より抜粋
- バイオマス熱利用ユーザー間の連携強化
- バイオマス熱利用ユーザー相互の情報共有および技術交流事業
- バイオマス熱利用に関する調査・研究事業
- 講演会、セミナー、視察会等の開催
- バイオマス熱利用関連の行政機関等への政策提言および意見具申
- バイオマス熱利用に関する人材育成および普及啓発活動
- バイオマス関係団体、企業、研究機関との連携事業
- バイオマス熱利用関連資格試験の受験支援
- 大学又は各種研究機関との共同研究の相談と斡旋
- 青少年を対象とした科学技術の啓発と人材育成
- ホームページ開設
- 機関紙の発行
- その他この法人の目的を達成するために必要な事項